【NEWS】世にも恐ろしいAGEsのお話し
AGEsとは?
AGEsとは:Advanced Glycation End Products(終末糖化産物)のことで、タンパク質の糖化反応(メイラード反応)によって作られる生成物の総称です。
【老化現象】の原因のひとつです。
老化の原因とは、
①酸化:紫外線・ストレス・喫煙などが原因
②糖化:血糖値の急上昇・血糖値が高い状態の持続により進行
③炎症:慢性炎症の持続(紫外線・喫煙・食生活の乱れなど)
タンパク質に熱を加えるとAGEsが産生されます。
魚や肉の焦げた部分はAGEsの塊。
タンパク質と炭水化物が組み合わさったもの(たこ焼き、パンケーキなど)に熱を加えると発生します。
こんがり焼けた褐色の部分にAGEsがたくさん含まれます。
生 < 煮る・茹でる・蒸す < 焼く < 揚げる
という順番で高温調理になるほどAGEsがたくさん産生されます。
同じ食材でも熱を加えていくことでAGEsの値が急増します。
(牛生肉90gに含まれるAGEs=707 → 焼いてステーキにすると10,058)
「血糖値×持続時間」が老化の速度を表します。
血管や骨の組織が破壊される、皮下のコラーゲン繊維等が破壊される
→たるみ・しわの発生、ガン・動脈硬化・アルツハイマー・失明などを引き起こす
体内のAGEsは結びつきが強固のため、なかなか排出されない…
マンゴスチンやノニなどにAGEsを排出させる働きがあると謳われていますが、定かではありません。
糖化を予防するには?
①体内でつくられるのを防ぐ
AGEsは血糖値が高い状態が続いた時に多く発生します。
そのため、食べ過ぎを防ぎ血糖値を高くしないことが大切です。
GI値を意識した食べ方をする
→急激な血糖値の上昇を避ける
・野菜を先に食べる
・パスタの場合はペペロンチーノよりもクリームパスタがおすすめ
(カロリーはクリーム系の方が高いがパスタがクリーム成分でコーティングされているため血糖値上昇のスピードが緩やかになる)
・パンの場合はフランスパンよりもバターロールがおすすめ
②外から取り込むのを防ぐ
タンパク質と糖質が熱によって変性したものが「糖化」。
ホットケーキやクッキーを思い出してみてください。
材料は小麦粉や砂糖などの糖質と卵や牛乳などのタンパク質。
これらが過熱されてこんがり焼けたものです。
このおいしそうな焼き色は糖化の証です。
唐揚げよりも蒸し鶏、目玉焼きよりもゆで卵、魚なら刺身の方がなるべくAGEsは抑えられます。