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脇ボトックス

脇ボトックスとは、ボツリヌストキシン（いわゆるボトックス）をワキに注射することにより、汗の分泌を促進させる神経伝達物質アセチルコリンを抑制させ、発汗自体を抑える方法です。

ニオイや汗の量が格段に減少しますが、効果の持続期間は6～8ヶ月程度なので、定期的に注射をする必要があります。

軽度のワキガなら、ボツリヌス注射だけで充分な効果が得られるので、手術に抵抗がある方でも気軽に受けていただけます。

また、夏の時期だけなど期間限定でニオイと汗を抑えたい方にも向いています。

ワキだけでなく、手のひらの多汗症の方にもお勧めです。

繰り返し注射を行うことで、アポクリン汗腺とエクリン汗腺が徐々に萎縮し、持続期間が長くなったり、効果が倍増したりすることも期待できます。

ただし、診察の結果、ニオイの質や強さ、あるいは多汗の程度によって重度と判断された場合は、美容外科手術（吸引法・反転剪除法）による治療法をお勧めすることがあります。

ワキガ手術(吸引法)

ワキガ手術(皮弁法)

皮弁法（反転剪除去）

ワキガ・多汗症（反転剪除法）とは、ワキガ治療の中で最も効果が高い方法です。

ワキのシワに沿って1cm程度切開し皮膚を剥離・反転させ、ニオイや汗の原因である汗腺を肉眼で判断し、一つずつ丁寧に取り除いていく方法です。

高度な技術が必要となりますが、ニオイの元となるアポクリン汗腺を取り除くので、確実な効果が得られます。

軽度～重度のワキガの方に適応しています。

軽度の場合は、最近ではメスを使わないワキガ・多汗症治療として、注射でのボツリヌス注射（ボトックス）も人気です。注射1本で、汗とニオイを半年ほど（個人差あり）抑えることができます。