女性の薄毛、FAGAの治療について
女性にとって「髪」というのは非常に大切なものです。可能であれば健康な良い状態を保つのが女性の美にとって大切なものではないでしょうか?
女性の薄毛は男性の薄毛治療に比べ困難なことが多いです。理由としては、原因の特定が困難で、原因も一つではなく、多岐にわたることが多いからです。
しかし、丁寧な問診や検査、治療のカスタマイズで良好な結果を残すことができます。
女性の薄毛の特徴は、びまん性の進行を見ることが多いです。(びまん性とは、頭髪全体まんべんなく密度が落ちる状態です)、その他分け目の薄毛、生え際の薄毛と続きます。
女性の薄毛の原因
ストレス
ストレスによるヘアサイクルの乱れにより、休止期脱毛症を引き起こしてしまします
睡眠不足
若年者に多く、睡眠と薄毛の関係性が示唆されています
過度のダイエット
若年者に多く、過度のダイエットによる栄養失調により、薄毛を引き起こします
甲状腺疾患、糖尿病など
甲状腺疾患は女性に多く、薄毛の原因となります、血液検査で甲状腺疾患や糖尿病が隠れていないかチェックすることは必須です。
髪型による脱毛
同じ分け目でのヘアスタイルやポニーテールなどの髪型を長期間持続して行うことによる牽引性の脱毛症を引き起こします。牽引性の脱毛症は非常に治療が難しいです。
女性の薄毛の治療
丁寧な問診
女性の薄毛の治療は問診が大切になってきます。食生活や、睡眠時間、ストレスの有無、既往症などの有無をしっかり問診します。
血液検査
甲状腺や自己免疫疾患、糖尿病の有無を血液検査でチェックします。もし異常が認められた場合は、内科に紹介の上原疾患の治療を優先します。
ミノキシジル外用
ミノキシジルの外用は薬局でも購入可能です。2%のものは女性用として市販されています。5%のものまでは薬局で購入可能です。それ以上の濃度のものに関しては医師の処方が必要です適宜高濃度のものに切り替えていき効果の増強を狙います。
ミノキシジル内服
ミノキシジル製剤の内服により、頭皮、毛根の血流改善が促されます。それにより毛の太さやコシ、密度を改善していきます。副作用として、全身の多毛、動悸、むくみなどがありますが、注意深く経過を見ながら処方を行います。
スピロノラクトン内服
利尿薬として一般処方されているスピロノラクトンは抗男性ホルモン作用があり、内服により薄毛の改善が見られます。
栄養補充
栄養不足の薄毛の場合は、食事の改善や、サプリメントによる補充療法を行います。
メソセラピー治療
毛髪成長因子や、多種のサイトカインを含んだ、毛髪専用の薬剤やミノキシジル、その他の薬剤をカクテルし頭皮に導入を行う治療です。非常に良好な結果を得ることができます。
女性の薄毛症例写真
57歳女性の症例写真です。ミノキシジル内服外用、スピロノラクトン内服、メソセラピーで11ヶ月の治療でここまで回復しました。患者様にも喜んでいただきました。
駅前AGAクリニックより症例写真の提供をいただきました。
十仁美容整形でも同様の治療を行っておりますので、お気軽にお問い合わせいただけましたらと思います。
【副作用について】
ミノキシジル内服:全身多毛、動悸、倦怠感、動悸
ミノキシジル外用:かぶれ、痒み、赤み
スピロノラクトン内服:発疹
メソセラピー:ちいさな出血、かぶれ