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ほうれい線を消す方法は?原因別の対策と治療法|銀座駅・新橋駅近くの美容整形・美容外科クリニック|80年超の歴史と実績の相談できるクリニック

ほうれい線を消す方法は?原因別の対策と治療法

 ほうれい線を消す方法は?原因別の対策と治療法 

Dr.白井


ほうれい線は加齢とともに目立つようになるものであり、日々のケア不足が原因ではありません。しかしながら、生活習慣の乱れ、ストレス、紫外線など、さまざまな原因によって若くしてほうれい線が目立つようになります。

一度、できてしまったほうれい線は簡単には消すことができませんが、セルフケアによってなるべく目立たないようにすることは可能です。また、クリニックで治療を受けることで、より大きな効果が期待できます。

この記事では、ほうれい線の原因や目立たなくする方法、治療で消す方法などについて詳しく解説します。

ほうれい線とは

ほうれい線は、小鼻の外側から口の横にかけてハの字に伸びるしわのことです。別名「鼻唇溝(びしんこう)」とも呼ばれています。

ほうれい線は、主に加齢によって引き起こされるものです。年齢を重ねるにつれて、皮膚のコラーゲンやエラスチンなどの組織が減少し、肌のハリや弾力が失われてきます。その結果、頬や目元、口元の皮膚が下がってしまい、小鼻の外側から口の横にかけてほうれい線ができてしまいます。

ほうれい線は何歳頃から目立ち始める?

ほうれい線が目立ち始める年齢には個人差がありますが、一般的には30代頃から目立ち始めます。加齢に伴い皮膚のコラーゲンやエラスチンの減少、皮脂分泌量の低下、筋肉の衰えなどが起こり、ほうれい線が目立つようになります。

ただし、生活習慣や遺伝的要因によってもほうれい線が目立ちやすくなる年齢が異なるため、若くして深いほうれい線が刻まれる方も少なくありません。

特に、強い紫外線を継続的に浴びていたり、喫煙やストレスなどの外部要因が加わると、比較的早くほうれい線が目立つようになるでしょう。反対に、健康的な生活習慣や適切なスキンケアを行うことで、ほうれい線が目立ち始める年齢を遅らせることも可能です。

ほうれい線の原因

ほうれい線は加齢によって起きるものではありますが、関連している要因は多岐にわたります。ほうれい線の原因について詳しく見ていきましょう。

加齢

加齢はほうれい線の大きな原因の1つです。30代以降は、肌のコラーゲンやエラスチンの量が減少し始め、肌の老化の影響が顕著に現れるようになります。

肌の弾力やハリは、表皮の下に位置する真皮層によって支えられています。真皮層にはコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの成分が存在し、これらが肌の弾力やハリを維持する役割を果たしています。コラーゲンとエラスチンは、細かな網状の組織を形成し、その間をヒアルロン酸が水分を保持することで肌の弾力が生まれます。これらの成分は線維芽細胞と呼ばれる細胞によって生成されます。

しかし、30歳を過ぎると線維芽細胞が急激に減少し始め、これによってコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の産生量も減少します。その結果、肌の弾力やハリが徐々に失われてたるみが生じ、ほうれい線が目立つようになるのです。

頬骨のかたちや頬の厚み

頬骨が小さくて平坦な人は、頬の肉を支える土台が不足していることでほうれい線ができやすくなります。

また、頬の脂肪や筋肉の量が多い人は、頬の高低差が顕著になることがあります。頬の高い部分と低い部分の差が大きいと、その間に溝ができやすく、ほうれい線が目立ちます。特に笑ったり話したりする際に頬の動きが強調され、ほうれい線がより顕著に現れるでしょう。

姿勢

姿勢は、顔の表情筋や肌の張りに影響を与える大きな要因です。デジタル機器を使用する際に背骨が丸まったり、首が前に出てしまったりする姿勢は、顔の美容や肌の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。長時間同じ姿勢を保つことは、背骨や首に負担をかけ、筋肉や関節に過度な緊張を与える原因です。

また、前かがみの姿勢は顔の表情筋の緊張を招き、表情が硬くなることで皮膚に負担がかかります。さらに、デジタル機器を見ている間は無表情なことが多いため、顔の筋肉が衰えてほうれい線ができやすくなる可能性があります。

過度なダイエット

過度なダイエットは、極端な食事制限や偏った食事内容によって体重を急激に減少させることを指します。このようなダイエットは、栄養素の不足や身体への負担を引き起こし、肌の健康にも影響を及ぼす可能性があります。特に肌に必要な栄養素や水分が不足すると、肌のハリやつやが失われ、ほうれい線が目立つ原因となります。

肌は、健康的な状態を維持するために適切な栄養素が必要です。特にコラーゲンやビタミン、ミネラル、脂質などは、肌の弾力や保湿に関わる重要な成分です。過度なダイエットによってこれらの栄養素が不足すると、肌の健康が損なわれ、ほうれい線が目立ちやすくなります。

紫外線ダメージ

紫外線にはUVA、UVB、UVCの3つの波長帯があり、UVAとUVBが地表に届いて肌に影響を及ぼします。

紫外線は肌のコラーゲン繊維の破壊や変性を招きます。コラーゲンは肌の弾力とハリを維持するために重要なため、紫外線によって破壊されると肌の弾力が低下し、ほうれい線が目立ちやすくなります。また、紫外線は肌の水分を奪うことで肌の乾燥を引き起こし、肌の弾力をさらに低下させるのです。

これらに加えて、細胞や組織にダメージを与える活性酸素の生成を促進することで、肌の老化を進める要因となります。

喫煙

喫煙は肌の老化を早める要因の1つです。タバコに含まれるニコチンは、肌の血管を収縮させたりコラーゲンの破壊を促進したりします。その結果、肌の弾力やハリが減少し、ほうれい線が目立ちやすくなります。

睡眠不足

分な睡眠を取ることは、肌の修復や再生に重要です。睡眠不足は肌の弾力を低下させるだけではなく、乾燥やくすみなど、さまざまな影響を及ぼします。昼夜逆転の生活をしている人、ストレスで不眠になっている方はほうれい線が早期に目立ち始めるでしょう。

ストレス

長期間のストレスは、体内のホルモンバランスを乱し、肌の健康に影響を与える可能性があります。ストレスが蓄積されると、肌荒れや肌トラブルが起こりやすくなります。

ほうれい線を目立たなくするケア方法

ほうれい線を目立たなくするために、まずは次のようなセルフケアを試してみましょう。

表情筋トレーニング

口の周りには多くの表情筋が存在し、これらの筋肉を鍛えることで肌のハリや弾力が増してほうれい線が薄くなる可能性があります。口の中に空気を含んで頬を膨らませる手軽なトレーニング方法を紹介します。

  • 口の中になるべく多くの空気を含み、頬を膨らませる
  • 頬の内側から空気で押すようにしてほうれい線を伸ばす
  • 空気を左側、右側、上側、下側などに移動させるのをそれぞれ5秒ずつ行う
  • 2~3回繰り返す

上記のトレーニングを1日1回を目安に行いましょう。

リガメントをほぐす

ほうれい線の形成には、顔の皮膚や表情筋と骨をつなぐリガメントの劣化が関係している場合があります。リガメントは加齢や外部の影響で劣化して弾力が失われ、顔がたるむことでほうれい線が目立つ原因になります。

次のようにリガメントをほぐすことで、ほうれい線の改善が期待できます。

  • 頬骨の下側に親指を軽く当て、上にすくい上げるように押す。このとき、リガメントがある部分に対して優しく圧をかける
  • 頬骨に沿って少しずつ親指を動かしながら、リガメントをほぐす
入念に保湿ケアをする

加齢や外部要因によって肌の水分量が減少すると、肌の弾力が低下し、ほうれい線が目立ちやすくなります。保湿ケアで肌の水分バランスを整えることで、ほうれい線の改善が期待できます。次のような成分が含まれた保湿化粧品を使いましょう。

ナイアシンアミド(ビタミンB3)……皮膚のバリア機能を強化し、肌の弾力をサポートする
ペプチド……コラーゲンやエラスチンの生成を刺激し、肌のハリを向上させる。
ヒアルロン酸……肌の水分を保持し、弾力とハリを保つ
コラーゲン……肌の弾力を高め、皮膚を支える役割を果たす
セラミド……皮膚のバリア機能を向上させ、水分蒸発を防ぐ
スクワラン……皮脂に近い成分であり、肌を柔軟に保ちながら保湿をサポートする

家庭用EMS

EMSは「Electrical Muscle Stimulation」の略称で、微弱な電流を用いて筋肉を刺激する技術です。

EMSデバイスは電極を皮膚に貼り付け、微弱な電流を流すことで筋肉を収縮させる仕組みです。これにより、表情筋を刺激して活性化させることができ、筋肉の強化やたるみの軽減が期待されます。また、一部のEMSデバイスは皮膚の真皮層にもアプローチし、コラーゲンの生成を促進すると言われています。

家庭用RF

RF(Radio Frequency)は高周波数の電磁波を使用して、肌に熱エネルギーを与え、その熱によってコラーゲンの生成を促進する技術です。家庭用RFは、肌の奥から温めてコラーゲンを活性化させ、ハリや弾力を向上させることが期待されています。そのため、ほうれい線の改善にも効果が期待できます。

RFデバイスは皮膚の表面に電極を当て、高周波の電磁波を発生させます。この電磁波は肌の深層にまで届き、組織内部の分子の振動を引き起こすことで熱を生じます。家庭用RFはクリニックで使用するものと比べて低出力なため、大きな効果は期待できません。

メイクで目立たなくする

コンシーラーを使用してほうれい線をカバーすることで、肌の表面を均一に整え、ほうれい線を目立たなくできます。

自分の肌となるべく近い色のコンシーラーを選びます。また、リキッドやクリームタイプのコンシーラーは伸びが良く、ほうれい線に馴染ませやすいでしょう。

コンシーラーをほうれい線から斜め上に向かって3本引きます。これにより、ほうれい線が目立ちにくくなります。引いたコンシーラーを指の腹で軽くたたきながらなじませます。

最後にパウダーファンデーションまたはフェイスパウダーを軽く付けて、メイクを仕上げましょう。

ほうれい線を目立たなくする治療法

ほうれい線を消したい場合は、クリニックで治療を受けることをおすすめします。鼻翼基部形成術は、ほうれい線や顔の印象を改善するための施術方法の1つです。顔の中でも小鼻の付け根にあたる「鼻翼基部」が陥没していることが、ほうれい線や顔のメリハリの欠如、口元の印象を悪くする原因となることがあります。鼻翼基部形成術はこの部分を補正して顔のバランスを整える治療法です。

施術前には、ほうれい線の目立つ原因や肌の状態などを診察し、適切な治療法を選択することが重要です。適した施術には個人差があるため、医師と相談し、最適な施術プランを立てる必要があります。

鼻翼基部形成術の中でも、ほうれい線に効果が期待できる施術について詳しく見ていきましょう。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、皮膚のシワやたるみを改善するために、ヒアルロン酸と呼ばれる成分を注射する治療法です。ヒアルロン酸は体内に自然に存在する多糖類の一種で、保水能力が高く肌のハリや弾力をサポートする役割を持っています。

このヒアルロン酸を注射することで、肌をふっくらさせ、シワや凹みを改善する効果が期待できます。メスを使わないことで傷跡が残らないため、手軽に受けられるでしょう。

鼻翼基部プロテーゼ

鼻翼基部プロテーゼは、凹んだ部分にプロテーゼを挿入して膨らませることで、顔のバランスを整え、ほうれい線や中顔面の印象を改善する方法です。

違和感のない自然な仕上がりを実現するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。まず、適切なプロテーゼの形状を選定することが重要です。個々の骨格に合ったプロテーゼを選ぶことで、自然な見た目を実現できます。

手術の技術も重要です。プロテーゼの挿入位置が正確でないと、自然な輪郭やバランスが損なわれ、違和感が生じることがあります。患者の骨格や筋肉の状態を十分に診察し、プロテーゼの選定と挿入位置の決定を行うことが必要です。

まとめ

ほうれい線は加齢によって必ず現れるものの、その目立ちやすさには個人差があります。

ほうれい線を消すなら、銀座の美容クリニックなら十仁美容整形へお任せください。銀座で80年超の歴史ある美容整形・美容外科として、豊富な経験と実績を持つ当院が、最新の技術と専門知識を駆使してほうれい線の悩みを解決いたします。