ハイフはやめたほうがいいって本当?ハイフの効果や向いている人とは
「ハイフはやめたほうがいい」と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。この記事では「ハイフはやめたほうがいい」といわれる理由や、ハイフに関する気になることについて詳しく解説していきます。
「ハイフはやめたほうがいい」と言われる理由
ハイフを検討中の方の中には、将来への不安を抱えている方もいらっしゃいます。なぜ「ハイフはやめたほうがいい」と言われるのか、その理由について見ていきましょう。
効果を感じられないことがある
ハイフによる施術を受けても、あまり効果を感じられない方がいらっしゃいます。例えば若い年代の方の場合、そもそもたるみなどの老化が始まっていない可能性があるため、ハイフを受けてもほとんど効果は感じられないでしょう。
しかし、効果を感じられない方がいる一方、「ハイフの効果はすごい!」と効果を実感しやすい方もいらっしゃいます。ハイフには向き・不向きがあるため、ハイフの施術が適しているか事前に確認することが重要です。
痛みを感じることがある
ハイフは皮膚に熱エネルギーを照射する施術です。その際、チクチクとした痛みや骨に響くような痛みを感じることがあります。特に、皮膚の深部に照射する場合はズキンとした痛みを感じることもあるでしょう。
基本的には我慢できる程度の痛みといわれていますが、痛みに弱い方や痛みを感じやすい方には不向きかもしれません。出力や照射角度・深度などを調整することで痛みの程度は変わるため、不安な方は医師に相談してください。
長くても1年程度しか効果が続かない
ハイフの効果は永続的なものではありません。一般的には施術後1ヶ月ほどで効果が現れ、3ヶ月〜1年程度続くといわれています。一度の施術で効果がずっと続くというわけではないため、いつからいつまで効果が続くのかを事前に理解しておきましょう。効果を持続させるためには、ハイフを定期的に受ける必要があります。
ダウンタイム・副作用のリスクがある
ハイフには重篤な副作用が少ないものの、軽度の副作用リスクはあります。例えば、施術後のお肌の乾燥や赤みなどは、ハイフの施術後に起こりやすい副作用といえるでしょう。他にも、腫れ・筋肉痛のような痛み・熱感などが数日間続き、むくみが数日〜1週間ほど続くこともあります。
基本的にダウンタイムは1週間ほどとなりますが、改善されない場合は医師に相談してください。また、やけどや水ぶくれができた場合は感染症に繋がる可能性があるため、早めに医師に相談しましょう。
失敗して頬がこける可能性がある
ハイフはたるみを改善する効果が期待できますが、たるみが悪化するケースがあるのです。これは、ハイフの脂肪細胞を減少させる働きが原因といえます。
もともとお顔に脂肪があまりついていない方がハイフを受けると、脂肪がさらに減少してしまうため、たるみが悪化したり頬がこけたりするのです。ハイフが適しているかどうかは施術前のカウンセリングでしっかりと確認するようにしましょう。
エステで受けるハイフはトラブルが多い
ハイフには医療用とエステ用があります。医療用とはクリニックで受けられるハイフのことで、医師や看護師が施術を行います。対してエステ用はエステサロンで受けられるハイフでエステティシャンが施術を行います。どちらも熱エネルギーによってたるみを改善しますが、エステ用ハイフは出力が弱いため効果を感じにくく、医療資格を持たないスタッフが施術を行うため、副作用が出た場合も素早い対応ができずトラブルに繋がる危険性があるのです。
エステ用ハイフは医療用ハイフよりも費用が安いため希望される方も多いですが、効果や施術後のトラブルなどを考慮すると、医療用ハイフを選択するほうが安心といえるでしょう。
そもそもハイフとは
ハイフは熱エネルギーを皮膚に照射する施術ですが、どのような仕組みになっているのでしょうか。ハイフの効果やメリット・デメリットについて見ていきましょう。
お肌のたるみを改善する小顔治療
ハイフ(HIFU:High Intensity Focused Ultrasound:高密度焦点式超音波)とは、超音波を皮膚の浅い層から深い層まで一点に集中して照射することで、さまざまな美肌効果を引き出す治療です。
ハイフは皮膚の特定の深さに熱を与えるため、他の組織を傷つけることがありません。また、皮膚深層のSMAS筋膜まで熱を届けることでお肌の土台から引き締まり、たるみを改善する効果が期待できます。他にも、皮膚の真皮層に照射することでコラーゲンやエラスチンの生成を促し、お肌にハリや弾力をもたらす効果も期待できます。
ハイフの効果
・たるみの改善
・お肌のハリ・弾力アップ
・フェイスラインの引き締め
・目元や首の小じわ改善
・小顔効果
・顎下の部分痩せ
ハイフには上記のような効果が期待できます。肌質の改善やたるみ改善など、照射する位置によって効果が異なるため、お悩みやご希望に合わせた施術が可能です。
ハイフのメリットとデメリット
ハイフにはメリットだけでなくデメリットもあるため、どちらも理解した上で施術を受けるか決めるようにしましょう。
<メリット>
・ダウンタイムが少ない
・皮膚深部の筋膜にまでアプローチできる
・施術当日から効果を感じられることがある
ハイフには上記のようなメリットがあります。ハイフは皮膚表面や狙った部分以外の組織は傷つけないため、治療後に大きな傷ができることはほとんどありません。
また、外科的な手術をすることなく皮膚深層のSMAS筋膜にアプローチできるため、切らないたるみ治療としても注目されています。
さらに、施術直後から真皮層の線維芽細胞が活性化され、コラーゲン生成が活発になり、皮膚の引き締め効果を感じることができます。
<デメリット>
・痛みを感じることがある
・複数回の施術が必要な場合がある
ハイフは浅い層に照射する際は痛みを感じにくいですが、深い層や筋膜への照射では痛みを感じるケースがあります。我慢できる程度とはいわれますが、痛みの感じ方には個人差があるため、不安な方は医師に相談するほうがよいでしょう。
また、ハイフは定期的に施術を受けることで効果が持続するため、複数回施術を受ける方が多いですが、通院が手間だと感じる方にとってはデメリットになるでしょう。
ハイフが向いている人
ハイフはどのような人におすすめの施術なのでしょうか。ここではハイフが向いている人についてお伝えします。
顔のたるみが気になる人
30代以降になると顔のたるみが気になり始めます。ハイフはたるみを改善する効果が期待できるため、顔のたるみが気になっている人におすすめの施術です。たるみケアとしてマッサージをされる方は多いですが、皮膚に負担を与え、かえってシワやたるみを増やすケースもあります。それに対してハイフは、皮膚を傷つけずたるみにアプローチすることが可能です。
小顔になりたい人
ハイフはフェイスラインや頬のたるみを改善する効果が期待できるため、小顔になりたい方にもおすすめです。小顔施術には脂肪を取り除いたり、骨を削ったりとさまざまな種類がありますが、ハイフはメスを使用しないため比較的お身体への負担も少なく、受けやすい施術といえます。また、皮膚深部の筋膜にアプローチするため、お肌の土台からたるみを改善できるのも特徴です。
お顔のハリやシワが気になる人
ハイフを真皮層に照射することでコラーゲンやエラスチンが生成され、お肌にハリや弾力が生まれます。また、シワやほうれい線なども目立ちにくくなるため、若々しいお肌に近づけることが可能です。さらに、皮膚の薄い目元や口元への照射もできるため、小じわが気になる方にもおすすめできます。
ダウンタイムの少ない施術を受けたい人
ハイフはメスを使用する他の小顔施術に比べると、ダウンタイムの期間が短いといえます。施術後お肌に赤みや内出血が生じても、1週間ほどで改善されることがほとんどです。また、基本的にはメイクでカバーできるため、施術後もいつも通りの生活ができるでしょう。
メスを使う施術に抵抗のある人
ハイフは超音波による施術のためメスは使いません。小顔になりたいけれど手術には抵抗があるという方には特におすすめの施術といえます。お身体への負担を軽減しながらリフトアップ効果を期待できるため、比較的手軽に受けられる小顔施術といえるでしょう。
ハイフが向いていない人
ハイフは全ての方におすすめできる施術というわけではありません。ここではハイフが向いていない人についてお伝えします。
顔の脂肪が少ない人
もともとお顔の脂肪が少ない方は、ハイフを受けることでさらに脂肪が少なくなり、お顔がこけてしまう可能性があります。ハイフにはたるみを改善する他に、脂肪細胞を減少させる働きがあるためです。また、脂肪が少ない方は超音波が骨に当たりやすく、痛みを感じやすいといわれています。お顔の脂肪が少ない方はハイフが向いていないといえるでしょう。
若くてたるみが少ない人
ハイフは若い方でも受けられますが、10代や20代前半の方でお肌の老化が始まっている方は少なく、たるみやシワのある方もそれほど多くありません。ハイフはたるみ改善に高い効果が期待できるため、たるみの少ない若い世代の方には適していないといえます。
たるみが進行しすぎている人
たるみが進行しすぎている場合は、ハイフだけだと十分な効果を感じられない可能性があります。ハイフを根気強く継続して受けることもできますが、他の施術を検討してみるのもよいでしょう。まずはクリニックで医師に相談し、自分に合った治療を見つけるようにしてください。
肌トラブルがある人
お肌にトラブルがある方はハイフの施術が適していません。例えば、過度な日焼け状態でハイフを受けるとお肌にさらにダメージを与えてしまい、炎症や色素沈着の原因になってしまいます。また、アトピー・ヘルペス・ケロイドなどの症状がある方も、ハイフによって症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。ハイフは肌トラブルのない状態で受けるようにしましょう。
そもそもハイフを受けられない人
・妊娠中の方
・妊娠の可能性がある方
・糸リフトで金の糸を入れている方
・糖尿病の方
・心臓疾患をお持ちの方
・自己免疫疾患をお持ちの方
・てんかんをお持ちの方
・ペースメーカーを体内に入れている方
・皮膚に悪性腫瘍や前癌病変がある方
・血液疾患のある方
・治療当日に体調が優れない方
上記に当てはまる方はハイフをお受けいただけません。あらかじめご了承ください。
ハイフで失敗しないための5つのポイント
ハイフで失敗や後悔を防ぐためにはどのような点に注意すればよいのでしょうか。ここではハイフで失敗しないための5つのポイントをお伝えします。
医療機関で施術を受けること
ハイフはクリニックなどで受けられる医療用ハイフと、エステサロンで受けられるエステ用ハイフがあります。エステ用ハイフは料金が安いですが、出力が弱いため効果が出にくく、医療知識のないエステティシャンが施術を行うためトラブルに繋がる可能性があります。
医療用ハイフは医師や看護師などの医療従事者が施術を行うため、トラブルが起きた際もすぐに対応することが可能です。また、皮膚の深部にまでエネルギーを照射できるため高い効果が期待できます。
効果や安全性を求めるなら、ハイフは医療機関で受けるほうがよいでしょう。
リスクを理解しておくこと
ハイフに限らず、全ての美容医療の施術にはリスクやダウンタイムがあります。事前にしっかりとリスクを確認しておくことで、施術後に慌てることがありません。
ハイフは他の施術よりもダウンタイムが少ないといわれていますが、赤みやお肌の乾燥などが1週間ほど続く場合があります。これは失敗ではなくダウンタイムの症状のため、あらかじめ理解しておくようにしましょう。
アフターケアに気をつけること
ハイフを受けた後はお肌が一時的に乾燥しやすい状態になっています。そのため、施術後1ヶ月ほどは丁寧にお肌のケアを行いましょう。特に保湿や紫外線対策は忘れないようにしてください。保湿や紫外線対策を怠ると、お肌の乾燥や赤みが長引いてしまいます。
他の治療との併用も検討すること
ハイフはたるみ改善に高い効果が期待できますが、全ての方に適しているわけではありません。たるみが強すぎる場合や肌トラブルがある場合はハイフにこだわらず、他の治療を検討してみるのもよいでしょう。また、ハイフと他の施術を併用することで、より患者様の理想に近づけることが可能です。まずはお悩みやご希望を医師に相談し、自分に合った治療を選択するようにしてください。
信頼できるクリニックで治療を受けること
ハイフは照射する深度や角度、出力の大きさなどを決める必要があり、施術者の技術力によって効果が大きく異なります。失敗や後悔を防ぐためにも、施術経験を積んだ医師や看護師が担当してくれるクリニックを選ぶようにしましょう。まずはクリニックのホームページを確認し、症例写真や医師の経歴などをチェックしてみてください。
ハイフによる小顔治療は十仁美容整形までご相談ください
「ハイフはやめたほうがいい」といわれるのは、全ての方にハイフが適しているわけではないからです。しかし、お顔のたるみを改善したい方や小顔になりたい方にとって、ハイフは大変魅力的な施術といえます。自分にはハイフが合っているのか、どれくらい効果が出そうかなど、気になることがある方はお気軽に当院までご相談ください。
当院は1938年の開院以来、美容整形業界のパイオニアとして長年研究を行い、これまでもたくさんの患者様にハイフによる治療を行ってまいりました。患者様のお悩みやご希望に合わせた施術をご提供させていただきますので、ハイフをご検討中の方は当院までお気軽にご相談ください。