埋没法にはダウンタイムがある!腫れや内出血など症状別に解説
埋没法は、メスを使わず糸を使用することから、ダウンタイムがないと思われがちです。しかし、実際にはダウンタイムがあるため、腫れや内出血などがないと思い込んで施術を受けると後悔することになりかねません。ダウンタイムについて理解して、適切なスケジュールで施術を受けることが大切です。
この記事では、埋没法のダウンタイムをテーマに、起きる症状や期間、対処法などについて詳しく解説します。
埋没法のダウンタイム中の症状
埋没法のダウンタイム中は、腫れや内出血などさまざまな症状が現れます。症状の種類と経過について、詳しく見ていきましょう。
腫れ
埋没法の手術後は、当日から翌々日にかけて施術部位が腫れます。腫れ方には個人差がありますが、泣きはらした後のように腫れることが多いでしょう。強い腫れは2日程度で治まり、1週間程度でほとんど目立たなくなります。腫れが気になる場合は、人に会う予定を入れないようにしたり、隠したりするとよいでしょう。
なお、完全に腫れが引くまでには1~2ヵ月程度かかることに留意が必要です。思っていた形と違ったとしても、腫れが完全に引くまでは様子を見る必要があります。
内出血
埋没法は切開を伴わない手術であり、通常は血管の損傷や内出血のリスクが低いですが、稀にまぶたの血管に麻酔針が刺さることで内出血が起こることがあります。このような内出血は皮膚の下に血液がたまることで、赤紫のあざが現れ、痛々しい見た目になります。これにより、多くの人は心配に感じるでしょう。
内出血によるあざは一般的に術後1週間から2週間で消失しますが、それまでは外部からの刺激を避けるためにサングラスや眼帯の利用をおすすめします。
ひきつれ感
埋没法は組織の損傷が少ないため、術後に痛みが生じることは稀ですが、軽度の痛みや不快感、ひきつれ感が数日間続く場合があります。このような症状は、手術部位の組織が適応する過程で生じるものであり、一般的には鎮痛剤で十分に管理できる範囲のものです。
しかし、痛みや不快感が鎮痛剤では十分にコントロールできない、または1週間以上続く場合は、医師に相談することが重要です。
ドライアイ・疲れ目
埋没法は、糸で組織をとめるだけの治療であり、必要な切開は非常に小さく、傷跡もごくわずかです。しかし、針を刺した箇所には一時的な赤みや茶色い色素沈着が生じることがあります。これらの症状は、手術部位の組織が回復する過程で生じるものであり、通常は時間とともに徐々に薄くなっていきます。
手術直後から数週間は、埋没法の施術部位が赤く見えたり、周囲の皮膚と比べて色が異なることがあります。また、茶色い色素沈着がしばらく残ることがありますが、時間が経つにつれて自然に消失します。
埋没法の施術後の過ごし方
埋没法の施術後は、正しく過ごせばダウンタイムが長引くのを防ぐことができます。次のようなポイントを押さえましょう。
入浴や1週間後から
翌日からはシャワーを浴びることは可能ですが、血流が促されることで体の血流が増加し、手術部位にも血液が集まります。その結果、腫れや内出血などの症状が悪化する可能性があります。ダウンタイムを長引かせないためにも、術後1週間程度はシャワーで済ませましょう。
栄養バランスのとれた食事を心がける
手術後に栄養バランスのとれた食事を心がけることは、早期の回復と健康な状態を維持するために重要です。特に、塩分の摂取には注意しましょう。塩分を摂り過ぎると、施術部位の腫れが長引く恐れがあるため、術後1ヵ月程度は塩分を控えましょう。例えば、加工食品やスナック菓子などの塩分が多い食品を避け、新鮮な野菜や果物などを意識的に食べてください。
塩分を取りすぎた場合は、カリウムなどの塩分の排出を促進する栄養素も摂取することが重要です。例えば、バナナやじゃがいも、ほうれん草などのカリウムが豊富な食品を積極的に摂取することで、塩分のバランスを取ることができます。
喫煙や飲酒は1ヵ月は避ける
飲酒は、アルコールが一時的に血流を促進するため、手術部位のむくみを悪化させる可能性があります。さらに、アルコールの分解によって栄養が消費されるため、細胞の回復を遅らせることが懸念されます。そのため、術後のダウンタイム期間である1ヵ月程度は、飲酒を控えることが望ましいです。代わりに、十分な水分補給や栄養バランスのとれた食事を意識しましょう。
喫煙もまた、血行を阻害し、組織の酸素供給を減少させるため、手術部位の回復を遅らせる可能性があります。そのため、手術後の1ヵ月程度は喫煙を控えることをおすすめします。
紫外線を避ける
紫外線は肌にさまざまなダメージをもたらす可能性があり、特にまぶたは肌が薄いため、紫外線によるダメージを受けやすい部位です。
例えば、日光による紫外線は肌の老化を促進し、シミやしわの原因となる可能性があります。また、紫外線は皮膚がんのリスクも高めるため、積極的な紫外線対策が重要です。手術後のまぶたは傷つきやすい状態にありますので、特に紫外線からの保護が必要です。
紫外線対策としては、日焼け止めを十分に塗布し、帽子やサングラスを着用することが有効です。また、屋外活動をする際は、できるだけ日陰にいるように心がけるとよいでしょう。
埋没法の施術箇所の隠し方
埋没法の施術箇所の症状が落ち着くまでは、次のような方法で隠すとよいでしょう。
メガネやサングラスで隠す
埋没法のダウンタイム中、特に目元の変化が目立ってしまうことがあります。このような場合、サングラスや色の入った眼鏡を利用することで、周囲に気づかれずに過ごせるでしょう。
また、サングラスをかけることで目元を隠すだけでなく、紫外線から目を守ることもできます。紫外線カット機能があるメガネやサングラスを使用して、ダウンタイムからの回復を促しましょう。
メイクで隠す
手術後のダウンタイム中は、手術箇所の回復を優先するために、術後1週間程度はメイクを避けることが推奨されます。しかし、その後はメイクも可能ですので、手術箇所の傷跡を隠す際には、コンシーラーなどを活用するとよいでしょう。
明るい色は膨張感を与えるため、浮腫みなどの症状がより目立ってしまう可能性があります。そのため、暗めの色のコンシーラーやファンデーションを選択することをおすすめします。
施術後の症状が現れやすい人の特徴
次のような人は施術後に症状が現れやすいため、より一層の注意が必要です。
特徴 | 症状が現れやすい理由 |
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まぶたに厚みがある人 | 腫れが目立ちやすい 糸を通す範囲が広い |
広めの二重幅を希望する人 | 広めの二重幅を希望する人 糸にかかる負担が大きい ダウンタイムが強く現れやすい 二重の幅を広くとると糸が外れやすい可能性あり |
かぶれやすい、むくみやすい人 | ダウンタイムでも腫れが出やすい 適切なケアが必要 |
目を触ってしまう癖がある人 | 目を擦ったり刺激を与えると腫れや痛みが生じやすい 痒みが出やすい場合がある |
十仁美容整形の二重埋没法
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