トリガーポイント注射
トリガーポイントとは?
トリガーポイントとは、肩や腰など押すと強く痛みを感じる点のことを差します。
さらにトリガーポイントは痛みを感じる部位の周辺や少し離れた部位に「関連痛」という痛みを生じることがあります。
痛みにより関連痛やしびれ、頭痛やめまい、違和感、感覚が鈍くなる、汗をかくなどの自律神経症状を引き起こすこともあります。
このトリガーポイントによる痛みやその他の症状を引き起こすことを【筋膜性疼痛症候群】といいます。
また加齢により体内の水分量が減り、筋膜が癒着することも原因の一つと考えられており、40歳を過ぎたあたりからトリガーポイントができやすくなるとされています。
トリガーポイントの原因
長時間同じ体勢で動かないことによる首・肩のこりや筋肉の使い過ぎによる筋肉損傷や炎症が起きることが原因とされています。
これは長時間同じ体勢を取ることで、股関節や腰回りの筋肉が凝り固まり、柔軟性を失ってしまうことも原因の一つと考えられています。
休養が十分取れていなかったり、寝る体勢がよくない、ストレスが多いなどの要因で長期化することもあります。
また、無理な体勢で負荷がかかったり、重いものを持ち上げたりした際に起こりやすいぎっくり腰(急性腰痛症)も一度生じると繰り返しやすくなります。
一度感じた痛みを放置すると、【痛みの悪循環】に陥り、痛みが慢性化する原因にもなります。
トリガーポイントの好発部位
トリガーポイントは東洋医学のツボと呼ばれる位置と一致しやすいと言われています。
・首
・肩
・背中
・腰
・四肢
が好発部位とされています。
痛みの悪循環
痛みがあると、その痛みに対して筋肉が緊張します。
緊張すると血液の流れが悪くなり、筋肉に必要な酸素や栄養素が普段通り流れなくなります。
流れが滞ることで痛み物質がその場所に留まり、さらに痛みを感じて筋肉が緊張して…といったような悪循環が起こります。
この悪循環に陥ると痛みはどんどん慢性化していくと言われています。
トリガーポイント注射とは?
トリガーポイントに局所麻酔薬を主とする薬剤を打つことで一時的に痛みを取り除き筋肉の緊張を緩和させる狙いがあります。
痛みの悪循環を断ち筋肉を緩めることで、痛みの悪化を予防することができます。
血液をさらさらにするお薬を飲まれている方でも治療を受けていただけます。
最短2週間に1回、目安は1-2か月に1回程度、痛みが強くなったら治療に来ていただくのが良いです。
通常、採血等に使用する注射針より細い針を使用するため、痛みは少し優しいと思われます。
適応
・首こり、肩こり、腰痛、ぎっくり腰等の症状をお持ちの方
・肘、膝などの関節痛
合併症
・注射部位からの出血の可能性
・内出血
・消毒剤、薬剤によるアレルギー
・注射部位からの感染症
治療方法
①診察:痛みの感じる部位を触診させていただき、トリガーポイントを確認します。
②カウンセリング:適応がある場合は看護師より治療の詳しい説明とご料金をご案内します。
③治療:確認したトリガーポイントを消毒後、局所麻酔剤を注射していきます。
料金
トリガーポイント注射 | 料 金 |
---|---|
トリガーポイント注射 | 5,500円 |
- ※本サイトの価格は全て税別表示です。消費税分は別途計算させていただきます。