【NEWS】真皮の神秘
私達のお肌は表皮と真皮で形成されています。
表皮
表皮は厚さ0.2mmです。
ターンオーバーを繰り返し、再生します。
バリア機能を持っていて、有害なものが真皮に侵入するのを防御します。
また、真皮内の有効な物質が外に逃げ出さないように守っています。
お化粧品が入るのは表皮内までです。
表皮の一番下にある基底層はバリア機能を発揮しています。
真皮が欲しがっているコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチン、それらの原料になるビタミンも表皮からでは基底層でブロックされて真皮には到達できません。
真皮
真皮は厚さ1.8mmです。
コラーゲン、ヒアルロン酸で満たされ、ハリや弾力を保ちます。
線維芽細胞がああるのは真皮内で、自らの力でコラーゲン・エラスチンを作り出しています。
血流があり、神経も走っています。
表皮と違ってターンオーバーをしないため、失われないようにケアが必須です。
紫外線
紫外線A波は真皮層まで入り込み、コラーゲン・エラスチンを破壊します。
日焼け予防(PA値の高い日焼け止めが有効)が大切な理由がここにあります。
真皮内が枯渇すると、表皮全体が下に窪むような状態になります。
(=しわ・たるみ・くぼみの出現=老化して見える)
お肌のケア
①イオン導入やエレクトロポレーション
→有効とされる理由は、一時的に基底層の基底膜に穴を開けることができ、その穴から有効成分を真皮に送ることができるからです。
②水光注射やダーマペン
→真皮内まで針穴を開けて有効成分(成長因子、肝細胞上清液、ヒアルロン酸など)を入れることで、直接真皮内に有効成分を届けることができます。
③HIFUや高周波
→50℃以上の熱エネルギーを送り込むことで線維芽細胞が活動を始め、真皮内でコラーゲンが増生されます。
まとめ
●真皮のケアに気を付けて、真皮を枯渇させない
(日焼け予防、糖化予防、ビタミンCの内服や点滴を定期的に行う等)
●真皮内の成分を直接補う
(ダーマペン・水光注射など)
●線維芽細胞を常に刺激して働き続けてもらう
(コラーゲンの産生)
一緒にケアして健やかな肌を保ちましょう♪